執筆: Jin Fujisaki / 公開: 2026-02-18
プールロボットといえば、長い電源ケーブルやホースが絡まり、結局人間が解いてやる必要がありました。 しかし、Aiperのフラッグシップ「Scuba V3 Ultra」は完全コードレスです。 充電して水に投げ込むだけ。 あとは、4つのブラシレスモーターとキャタピラが、プールの底を戦車のように突き進みます。
驚くべきは「壁登り」の性能です。 垂直の壁をグイグイと登り、最も汚れが溜まりやすい「喫水線(ウォーターライン)」に到達すると、そのまま横移動を開始します。 ゴシゴシとブラシでヌメリを落とすその姿は、重力を無視しているかのよう。 階段(ステップ)の段差も軽々と乗り越え、死角のない清掃を実現しています。
| 濁りを許さない。「3ミクロン」のろ過能力

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ただゴミを拾うだけではありません。 V3 Ultraは、巨大な吸引力(4000GPHクラス)で水を吸い込みながら、内部のデュアルフィルターシステムでろ過を行います。
落ち葉や虫といった大きなゴミはもちろん、目に見えない藻(アルジー)や微細な砂埃まで、最小3ミクロンの粒子をキャッチします。 掃除が終わった後のプールの水は、明らかに透明度が上がっています。 「掃除機」と「浄水器」が合体したようなマシン。 週に一度これを泳がせておけば、高価な薬品(塩素など)の使用量を減らせるかもしれません。
| 障害物を「見る」。音波探知による回避

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旧モデルは、壁にぶつかってから方向転換する「ランダム走行」でした。 しかし、V3 Ultraには「WavePath Navigation 4.0」が搭載されています。 超音波センサーとカメラが前方の障害物を検知し、衝突する前にスムーズに回避します。
プールの形状をマッピングし、「S字走行」で塗りつぶすように効率よく掃除するため、バッテリーの無駄がありません。 広いプールでも、取り残し(清掃漏れ)が発生しない。 アプリで掃除エリアを指定したり、「壁だけ重点的に」といったモード変更も可能です。
| 水面まで綺麗にする。「スキマーモード」の搭載
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これまでのロボットは「底」と「壁」専門でした。 しかし、V3 Ultraはオプションのフロートパーツを展開することで、水面に浮上し、浮いている葉っぱや虫を回収する「スキマーモード」に変形します。
水面、壁面、床面。 プールの3大清掃エリアを、これ一台で完結できる。 もう、長い柄のついた網(ネット)を持って、プールの周りをウロウロする必要はありません。 夏の日差しの中、あなたはデッキチェアでカクテルを飲んでいればいいのです。
| まとめ:20万円で「プールボーイ」を雇う
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価格は約18万円〜20万円。 家庭用ロボットとしては高額ですが、業者(プールボーイ)に掃除を依頼するコストを考えれば、1シーズンで元が取れます。
Aiper Scuba V3 Ultraは、面倒なメンテナンスからあなたを開放し、「泳ぐ楽しさ」だけを残してくれます。 週末の朝、輝く水面を見て「掃除しなきゃ」と溜息をつくか、「さあ飛び込もう」と笑顔になるか。 その違いを生むのが、この黄色い潜水艦です。


