執筆: Jin Fujisaki / 公開: 2026-02-06
鶏もも肉の脂身を取り除く、鍋用に豚肉を一口大に切る。 この作業のためだけに、重たいまな板と包丁を出し、使い終わったら生肉の菌が残らないように熱湯消毒して漂白する。 料理をする中で、これほど面倒で気を使う工程はありません。
新潟県三条市の金属加工メーカー、鳥部製作所が作る「キッチンスパッター」。 これがあれば、その苦労は過去のものになります。 まな板は不要です。 パックから出したお肉を、フライパンの上で直接チョキチョキと切り落とすだけ。 包丁よりも手軽で、洗い物が劇的に減る「調理のショートカット」がここにあります。
| 驚くほど簡単に「外れる」。金具の汚れとはサヨナラ

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一般的なキッチンバサミの最大の弱点は、「つなぎ目(カシメ部分)」に汚れが溜まることです。 洗っても落ちない隙間の汚れがサビや雑菌の原因になり、衛生面で不安を感じる人も多いでしょう。
キッチンスパッターの最大の特徴は、**「1秒で分解できる」**こと。 ハサミを110度以上ガバッと開くだけで、カチャンと左右の刃が外れます。 ネジや複雑なロック機構は一切ありません。 洗い終わったら、また合わせるだけで元通り。 重なり合う部分を完全に露出させて丸洗いできるため、常に新品同様の清潔さを保てます。 もちろん、オールステンレスなので食洗機や煮沸消毒もOKです。
| 鶏皮が逃げない。三条の職人が研いだ本物の刃
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「分解できるハサミ」は他にもありますが、切れ味が伴っていなければ意味がありません。 その点、刃物の町・三条で作られたこのハサミは別格です。
刃の内側に施された微細なギザギザ加工(セレーション加工)が、食材をガッチリと掴みます。 安いハサミだとヌルヌルと逃げてしまう鶏肉の皮や、硬いカニの殻、滑りやすいイカなども、逃さず「スパッ」と切断します。 それは「押し切る」感覚ではなく、包丁で「引き切る」感覚に近く、食材の繊維を潰しません。
| オールステンレスの機能美。一生使える頑丈さ

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プラスチックの持ち手がついたハサミは、長く使っているとプラスチック部分が割れたり、加水分解でベタついたりします。 しかし、キッチンスパッターは持ち手まで全てステンレスの一体成型です。
見た目がスタイリッシュなだけでなく、落としても割れることがなく、熱々の鍋の中に突っ込んで食材を切ることも可能です。 切れ味が落ちてきたら、メーカーに研ぎ直し(有償)を依頼することもできるため、まさに「一生モノ」の道具と言えます。
| 料理を効率化したい全ての人へ

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このハサミは、以下のようなシーンで圧倒的なパフォーマンスを発揮します。
- 離乳食作りや介護食作りで、うどんや肉を細かく刻みたい人(分解して持ち運べるケース付きも販売されています)
- キャンプやバーベキューで、包丁を使わずに豪快に料理したい人
- 魚を捌くのが苦手だが、内臓処理やヒレの切断を自分でやりたい人
- とにかく洗い物を一つでも減らしたい、忙しい共働き家庭
| まとめ:ハサミは「文房具」から「調理器具」へ
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もしあなたが、キッチンバサミを「袋を開けるためだけの道具」として使っているなら、あまりにももったいない。 キッチンスパッターを手に入れたその日から、あなたは「包丁を取り出す回数」が半分以下になることに気づくでしょう。
切って、洗って、清潔に保つ。 この当たり前のサイクルを、極限までシンプルかつ高レベルに昇華させた一本。 キッチンの引き出しではなく、包丁スタンドの隣が、このハサミの定位置になります。


