執筆: Jin Fujisaki / 公開: 2026-02-10
「もしもの時」のために買った、単一電池を使う巨大な懐中電灯。 いざ停電になった時、それがどこにあるかすぐに思い出せますか? そして、電池は液漏れしていませんか?
防災用品は、「日常的に使わないもの」だと、いざという時に役に立ちません。 常に手の届く場所にあり、ポケットに入り、キャンプや散歩でもガシガシ使える。 そんな「現代の灯火(ともしび)」が、アメリカのソーラーメーカーGoal Zero(ゴールゼロ)の「Lighthouse Micro Flash」です。 キャンパーの間では「神」と崇められ、一時期は定価の倍以上で取引されたほどの傑作です。
| マッキー(油性ペン)と同じサイズ。でも直視禁止の爆光

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実物を手に取ると、その小ささに驚きます。 長さは約9cm、重さは約68g。 太めの油性マジックペンや、リップクリームと大差ないサイズ感です。
しかし、スイッチを入れた瞬間、その認識は吹き飛びます。 最大150ルーメンの光は、暗闇で直視すると目が眩むほどの明るさです。 おもちゃのような見た目ですが、中身は最新のLED技術と高効率バッテリーが詰まった、プロ仕様の照明器具なのです。
| 「懐中電灯」にも「ランタン」にもなる二刀流
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この小さなボディには、2つの機能が搭載されています。
一つは、先端が光る「フラッシュライト(懐中電灯)」モード。 夜道を歩く時や、探し物をする時に、遠くまで強力なビームを飛ばします。
もう一つは、胴体部分が光る「ランタン」モード。 光が拡散するように設計されており、テーブルに置いたり、テントの天井に吊るしたりすれば、部屋全体を柔らかく照らします。 停電時、家族で食卓を囲む時に、この「空間を照らす光」があるだけで、不安は劇的に解消されます。
| ケーブルはいらない。USB直挿しの快感

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充電式のガジェットで一番面倒なのが、「専用ケーブルを探すこと」です。 しかし、ゴールゼロにはケーブルがありません。 底面に、折りたたみ式のUSBコネクタが内蔵されています。
これをパッと起こして、PCのUSBポートやモバイルバッテリー、ACアダプタに「直挿し」するだけ。 余計な荷物が減り、充電のハードルが極限まで下がります。 インジケーターでバッテリー残量が見えるのも、防災用品として信頼できるポイントです。
| 最長170時間。一晩中つけても消えない
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明るさだけでなく、スタミナも化け物クラスです。 明るさを調整できるディミング(調光)機能がついており、最も暗いモード(ローモード)なら、なんと「170時間」も点灯し続けます。
170時間といえば、約1週間です。 災害時、電力の供給が止まっても、夜間の常夜灯として使い続けることができます。 ハイモードでも7時間以上持つため、一晩のキャンプや停電なら余裕で乗り切れます。 「小さいのに長持ちする」というのは、バッテリー管理がシビアな非常時において最強のスペックです。
| まとめ:防災リュックの「重さ」を減らす
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価格は4,000円〜5,000円程度。 「小さなライトに5,000円?」と思うかもしれませんが、これ一本で「懐中電灯」と「ランタン」と「予備電池」の役割をすべて果たします。
防災リュックに入れていた重いマグライトと、予備の単一電池を捨てて、これを一本入れてください。 荷物は数百グラム軽くなり、空いたスペースに水や食料を入れられます。 「小ささは正義」。 ゴールゼロは、それを証明する、現代人が持つべき唯一の灯りです。


