執筆: Jin Fujisaki / 公開: 2026-02-24
仕事の書類や手帳への書き込みにおいて、「黒インク」を指定される場面は少なくありません。しかし、毎日使うボールペンがどれも同じような真っ黒では、少し味気ないと感じたことはありませんか? そんな大人のジレンマを、絶妙なカラーバリエーションで解決し、「文房具屋さん大賞2022」で堂々の大賞(頂点)に輝いたのが、サクラクレパスの「ボールサインiDプラス」です。
最大の特徴は、インク色がすべて「黒」であること。しかし、ただの黒ではありません。 王道でフォーマルな「ピュアブラック」、少し青みがかってスマートな印象を与える「ナイトブラック(ブルーブラック)」、そしてほんのり緑がかって上品な「フォレストブラック(グリーンブラック)」という、厳選された3色の黒が用意されています。 パッと見は黒なのに、よく見ると確かに色が違う。ビジネスのルールを破ることなく、自分だけの個性をひっそりと忍ばせることができる、非常に粋なコンセプトのボールペンなのです。
| 「プラス」の真骨頂。削り出し金属がもたらす低重心

image ブンドキ
前身となるスタンダードモデル「ボールサインiD」も素晴らしいペンでしたが、上位モデルである「プラス」への進化において、最も劇的な変化を遂げたのがペン先です。 プラスチックだったペン先が、高級感あふれる「削り出しの金属」に変更されました。
これにより、ペンの重心がグッとペン先側に移動し、筆記具として理想的な「低重心」を実現しています。 紙にペン先を落とすだけで自重がしっかりと乗り、余計な筆圧をかけなくても、水性ゲルインキ特有の滑らかな線を安定して引くことができます。 数百円のボールペンとは思えないほどの、カッチリとした本格的な書き味には、文具のプロたちがこぞって大賞に選んだのも納得させられます。
| 指に吸い付くマット塗装と、手に馴染む「iD設計」
image サクラクレパス
ボディの質感も、大人の持ち物にふさわしい上質なものへとアップデートされています。 軸全体に滑りにくいマットなラバー素材の塗装が施されており、手汗をかいても滑りにくく、しっとりと指先に吸い付きます。
さらに注目すべきは、その独特なフォルムです。 一般的な丸軸でも、鉛筆のような六角軸でもない、両者を組み合わせたような特別な六角形(iD設計)を採用しています。 ペンの両サイドがなだらかに削ぎ落とされたような形になっており、ペンを握った時に指の腹が自然とフラットな面にフィットするため、長時間の筆記でも指が痛くなりにくいという、人間工学に基づいた優しい設計が隠されています。
| 0.4mmの「シルバー」か、0.5mmの「ブラック」か
image レフログ
ラインナップは、極細で手帳に最適なボール径0.4mmと、ノートの筆記に使いやすい0.5mmの2種類。 面白いのは、ボール径によってボディのカラーが完全に固定されている点です。0.4mmはスタイリッシュな「シルバー軸」、0.5mmは重厚感のある「ブラック軸」となっています。
どちらの軸にも光沢感のある美しいシルバークリップが輝いており、スーツの胸ポケットやシステム手帳のペンホルダーに挿した時の佇まいは、数千円する高級ボールペンにも引けを取りません。
| まとめ:385円で手に入れる、自分だけの「黒」

image 楽天市場
これだけのこだわりと金属パーツをふんだんに盛り込みながら、価格は税込385円。 「毎日使う黒ペンを、少しだけ特別なものに変える」。たったこれだけのことで、仕事に向かう時のモチベーションや、手帳を開く時のワクワク感は驚くほど変わります。
「サクラクレパス ボールサインiDプラス」は、ただ文字を書くための道具ではなく、自分のスタイルをさりげなく表現するためのファッションアイテムのような存在です。 文具店の試し書きコーナーで、ぜひあなたに一番しっくりくる「こだわりの黒」を見つけてみてください。



