執筆: Jin Fujisaki / 公開: 2026-02-18
2023年、世界中のIKEAから一瞬で姿を消した「Varmblixt(ヴァルムブリクスト)」コレクション。 オランダを拠点とするデザイナー、サビーヌ・マルセリスが手掛けたこのシリーズは、照明器具というよりも「発光するガラスのオブジェ」でした。 そして2026年、待望の第2弾(あるいは進化版)が登場しました。
今回のテーマは「流動する光」。 前回大人気だったオレンジ色のガラスに加え、今回は「スモークグレー」や「ディープ・アンバー(琥珀色)」といった、より大人びたカラーパレットが採用されています。 スイッチを入れると、ガラスの厚みの違いによって光が屈折し、壁に美しい波紋を描き出します。 ただ置くだけで、賃貸の白い壁がギャラリーに変わる。 IKEAの価格帯(数千円〜1万円台)で、デザイナーズ家具のような佇まいを手に入れられるのは、まさに奇跡です。
| あの「ドーナツ」がミニサイズに。壁掛けの自由度
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Varmblixtの象徴である「ドーナツ型ランプ」も進化しました。 以前のモデルは直径30cmと存在感がありましたが、2026年モデルでは「ミニ・ドーナツ(直径15cm)」が登場。 これにより、狭いデスクの上や、ベッドサイドのちょっとしたスペースにも置けるようになりました。
さらに、背面のフック構造が改良され、賃貸の石膏ボードでも簡単に壁掛けが可能に。 複数個をランダムに配置して「光のドット」を作ったり、鏡の横に設置してメイクアップライトとして使ったり。 コードすらもデザインの一部として昇華されたその姿は、点灯していない昼間でも、愛おしいインテリアとして機能します。
| 水を飲む瞬間がアートになる。ガラスウェアの官能
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Varmblixtは照明だけではありません。 「光をどう通すか」を計算し尽くされたガラスウェア(食器)も必見です。 シャンパンクープ、カラフェ、ボウル。 底が分厚く、縁が極薄に作られたこれらのガラス器は、飲み物を注ぐとレンズのように光を集めます。
朝、窓辺で水を飲む。 ただそれだけの行為が、ガラスの影がテーブルに落ちることで、美しい儀式に変わります。 食洗機対応という実用性を持ちながら、繊細な工芸品のような緊張感を持つ。 IKEAの食器コーナーで、ここだけ空気が違って見えるほどのオーラを放っています。
| ついに「スマートホーム」対応。アプリで揺らぐ光

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2026年モデルの最大のアップデートは、IKEAのスマートホームハブ「DIRIGERA(ディリゲラ)」への完全対応です。 これまでは別売りのスマート電球を入れる必要がありましたが、今回は内蔵LED自体がZigbee通信に対応しました。
スマホアプリや音声操作で、明るさを1%単位で調整できるのはもちろん、「キャンドルモード」にすれば、炎のように光が不規則に揺らぎます。 ガラスの屈折と、揺らぐ光源。 この二つが組み合わさることで、まるで本物の火を見ているようなリラックス効果が生まれます。 「眠る前の1時間」を演出するための、最高の照明ガジェットです。
| まとめ:転売ヤーに負けるな。発売日に走れ
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価格はランプが6,999円〜、ガラス小物が1,999円〜。 デザイナーの個展で買えば10倍はするであろう作品が、この価格です。 当然、今回も争奪戦は避けられません。
「部屋の雰囲気を変えたいけど、家具を買い換えるのは大変」。 そんな人は、Varmblixtを一つ置いてみてください。 光の色温度が変わるだけで、部屋の体感温度が2度上がり、居心地の良さが劇的に変わることを実感できるはずです。 これは照明器具ではありません。 「幸せな時間」を買うためのチケットです。


