執筆: Jin Fujisaki / 公開: 2026-02-24
パイロットの「フリクション」といえば、ペン後部のラバーでこすると摩擦熱でインクが透明になる(消える)魔法のボールペンとして、世界中で愛用されています。 しかし、そのパイロットが展開する文房具ブランド「ILMILY(イルミリー)」から登場した「Color two color(カラー トゥー カラー)」は、その技術をまったく別のベクトルへと進化させました。
なんとこのペン、こすっても「消えない」のです。 その代わりに、摩擦熱(65℃前後)を加えることでインクの化学変化が起き、「濃い色から薄い色へと、別の色に変化する」という驚異のギミックを搭載しています。 例えば「ブラック」で書いた文字をこすると、スッと美しい「グレー」に変化する。「チェリー」で書いた線が、こすると淡い「ピーチ」に変わる。 1本のペンの中に2つの色が同居しているという、まるでスパイの秘密道具のようなペンなのです。
| ToDoリストやウィッシュリストの「達成」を美しく残す

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この「色が変わる」という機能が最も威力を発揮するのが、手帳やノートでのタスク管理です。 普通のフリクションでToDoリストを書き、終わったものをこすって消してしまうと、後から見返した時に「自分がどれだけ頑張ったか」という痕跡まで消えてしまいます。
しかし、このカラートゥーカラーなら、終わったタスクをこすって「色を薄く変化させる」ことができます。 完了したタスクは視覚的に目立たなくなりつつも、確かにそこに「達成した証」として残り続ける。 やりたいことを書き出す「ウィッシュリスト」でも、叶った夢だけを違う色に変えていくという、非常にエモーショナルでポジティブな使い方ができるのが最大の魅力です。
| ボールペンとマーカーの二刀流で、イラストが化ける
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ラインナップは、極細の0.4mmペン先を持つ「ボールペン」と、ライン引きや色塗りに適した「マーカー」の2種類。 このペンを画材として使うと、表現の幅が爆発的に広がります。
例えば、チェリー色で花をたくさん描き、そのうちのいくつかだけをこすってピーチ色に変える。 それだけで、1本のペンしか使っていないのに、濃淡の効いた2色使いのハイセンスなイラストが完成します。 手帳のデコレーションやメッセージカードの作成など、「少しだけ凝ったことをしたいけれど、何本もペンを持ち替えるのは面倒」という時に、これほど頼もしい相棒はいません。
| さらに深まる「くすみカラー」の世界
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カラーバリエーションのセンスの良さも、イルミリーならではです。 ブラック・グレーやネイビー・グレーといった実用性の高いダークトーンから、エメラルド・ミントやグレープ・ラベンダーといったゆめかわいいトーンまで、絶妙なくすみカラーが揃っています。
さらに、2024年末には新色として、こなれ感抜群の「オリーブ・ミモザ」や「セピア・ネモフィラ」、そして限定色から見事レギュラー昇格を果たした「ナイト・サクラ」が追加されました。 どれも色の変化幅が大きく、こするたびに「おおっ!」と声を出してしまいそうになる、ワクワクするようなラインナップに仕上がっています。
| まとめ:200円台で買える、手書きのエンターテインメント

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価格はボールペンが税込275円、マーカーが税込165円。 特殊なインクギミックを搭載していながら、普通のカラーペンとほとんど変わらない良心的な価格設定です。
「パイロット イルミリー カラー トゥー カラー」は、ただ文字を書くための道具ではなく、書いた後に「こすって色を変える」というプロセス自体を楽しむ、新しいエンターテインメント文具です。 手帳を開くたびに少しだけ気分を上げてくれるこの魔法のペンを、ぜひあなたの筆箱にも一本忍ばせてみてください。



