執筆: Jin Fujisaki / 公開: 2026-02-23
カラーボールペンといえば、「白い紙に書くもの」という常識がありました。黒や濃い色の紙に書くと、インクが下地の暗さに負けて沈んでしまうからです。 しかし、ぺんてるが開発した「MATTEHOP(マットホップ)」は、その常識を見事にねじ伏せました。
一般的な顔料ボールペンよりも大きな顔料(色の粒)を大量に使用することで、下地の色を完全に隠してしまう「隠ぺい性」を実現。 真っ黒な紙の上に黄色のペンで文字を書いても、一切透けることなく、バキッと鮮やかに発色します。 この「えのぐのように濃く鮮やかな発色」と「光沢感のないマットな質感」が文具界に衝撃を与え、「文房具屋さん大賞2024」で大賞を受賞するという快挙を成し遂げました。
| 1.0mmの極太ペン先から溢れる「絵の具感」

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最近のボールペンは「0.3mm」や「0.4mm」といった極細タイプが主流ですが、マットホップはあえて「1.0mm」という極太のボール径を採用しています。 これには明確な理由があります。
紙の上をペン先が滑ると、ドバッとたっぷりのインクが吐き出され、それが乾くと紙の上にプクッと盛り上がったような厚みが残ります。 この質感が、インクというよりも「アクリル絵の具」や「ステッカー」を貼り付けたような、ポップで独特の存在感を生み出すのです。 細かい文字をノートにびっしり書き込む用途には向きませんが、タイトル文字をデコレーションしたり、イラストを塗りつぶしたりする時の「無双感」は、他のどんなペンでも味わえません。
| 写真にも、マステにも。素材を選ばない汎用性

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マットホップの魔法は、紙の上だけに留まりません。 インクがしっかりと定着するため、ツルツルとした「写真」や「マスキングテープ」、さらには「お菓子の紙箱」などに直接文字やイラストを描き込むことができます。
スマホで撮った写真をプリントアウトし、余白や被写体の上にマットホップで落書きをする。 たったそれだけで、どこかレトロでアメリカンポップな、90年代のプリクラ帳のようなエモいデコレーションが完成します。 「ただの事務用品」ではなく、「遊ぶための画材」としてボールペンを再定義したぺんてるの企画力には、本当に驚かされます。
| クッキー缶のような「21色コンプリートセット」の誘惑

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カラー展開も非常に魅力的です。 ビビッドな「オリジナルカラー」、パステル調の「スイートカラー」などに加え、現在では全21色という豊富なラインナップが揃っています。
特にファン垂涎の的となっているのが、まるでクッキー缶のようなお洒落なスチールケースに入った「21色コンプリートセット」です。 ずらりと並んだカラフルなペンを見ているだけでワクワクしますし、この缶ケース自体をマットホップで自分好みにデコレーションするという「余白」も用意されています。 一本ずつ買い集めるのも楽しいですが、箱を開けた瞬間の圧倒的な高揚感は、コンプリートセットならではの特権です。
| まとめ:1本170円台で手に入る「表現の自由」

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価格は単色で1本あたり税込176円(※メーカー希望小売価格)。 インクがたっぷり出るため「少し乾くまでに時間がかかる」という弱点はありますが、それすらも「絵の具が乾くのを待つ時間」のように愛おしく感じられるから不思議です。
「ぺんてる マットホップ」は、あなたの手帳やアルバムを、一瞬にして鮮やかなアート作品に変えてくれる魔法の杖です。 白い紙だけでなく、ぜひ濃い色のノートやマステと一緒に、この「塗るステッカー」の楽しさを体験してみてください。



