執筆: Jin Fujisaki / 公開: 2026-02-05
生姜をおろすと、繊維ばかりが残って肝心の実が出てこない。 ニンニクをおろすと、ベチャベチャになって風味が落ちる。 そして何より、使い終わった後におろし金の目に詰まったカスが取れず、スポンジがボロボロになる。
「おろす」という作業は、料理の中でもトップクラスに面倒な工程です。 しかし、世界中のシェフが愛用するアメリカ生まれの調理器具「Microplane(マイクロプレイン)」を使えば、そのストレスは感動へと変わります。 これは、食材を「すり潰す」道具ではありません。 無数の鋭利な刃で、食材を極薄に「切る」道具なのです。
| 元々は「大工道具」。切れ味が次元を超えている

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マイクロプレインの誕生には、面白い逸話があります。 元々は、木工用のヤスリを作っていたメーカーでした。 ある日、カナダの主婦が、切れ味の悪いおろし器に業を煮やし、夫の工具箱にあった木工用ヤスリでオレンジの皮を削ってみたところ、驚くほどきれいに削れたことが始まりです。
独自のフォトエッチング技術で作られた刃は、触れれば切れるほど鋭利です。 一般的なおろし金が、突起で食材を無理やり「破壊」しているのに対し、マイクロプレインは食材の細胞を一つ一つスパッと「スライス」します。 細胞を潰さないから、余計な水分が出ず、素材本来の香りが瞬時に立ち上るのです。
| チーズは「雪」に、生姜は「クリーム」になる

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このツールを使うと、家庭料理のレベルが数段跳ね上がります。
1. パルメザンチーズ スーパーで売っているブロックチーズを削ってみてください。 レストランで出てくるような、ふわっふわの「雪」のようなチーズが降り積もります。 空気をたっぷり含んだチーズは口溶けが良く、パスタやサラダの味が劇的に濃厚になります。
2. 生姜・ニンニク あの厄介な繊維が嘘のように断ち切られ、まるでクリームのような滑らかなペーストになります。 舌触りが良く、薬味としての辛味と香りがダイレクトに響きます。
3. 柑橘の皮(ゼスト) レモンやライムの皮の表面だけを、撫でるように薄く削れます。 苦味のある白い部分は削らず、香り成分が詰まった黄色い部分だけを狙い撃ちできるため、ドレッシングや焼き魚にかければ、極上のアクセントになります。
| 洗うのも「一瞬」。スポンジが引っかからない
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「でも、目が細かいと洗うのが大変なんでしょ?」 そう思うかもしれませんが、逆です。 目詰まりを起こさない構造になっているため、使用後は裏側から水をジャーッとかけるだけで、汚れのほとんどが落ちます。
刃の方向が一方向なので、スポンジをその方向に滑らせれば引っかからず、簡単に洗えます(食洗機対応モデルも多数)。 後片付けが楽だから、「ちょっと風味付けに柚子を削ろうかな」という気持ちにさせてくれるのです。
| 「香り」を楽しみたい人へ
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このアイテムは、以下のような人にキッチン革命を起こします。
- パスタやサラダを、お店のような見た目と味に仕上げたい人
- 生姜焼きや唐揚げなど、生姜やニンニクを多用する人
- 晩酌のおつまみに、削りたてのチーズやカラスミをかけたい人
- お菓子作りで、レモンやオレンジの皮をよく使う人
価格は約3,000円〜4,000円。 おろし器としては高価ですが、その切れ味は長期間持続し、何より日々の料理の「香り」という、最も贅沢な要素を手軽に手に入れられます。
| まとめ:仕上げの一振りで、料理は芸術になる

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完成した料理の上で、マイクロプレインをササッと振るう。 その仕草はまるで魔法使いのようであり、皿の上に舞い落ちる食材は、料理に命を吹き込みます。
「たかがおろし器」で、ここまで食体験が変わるのかと驚くはずです。 あなたのキッチンの引き出しに、この魔法の棒を一本忍ばせておいてください。
Jin Fujisaki
九州生まれ。 デザイン系専門学校を卒業後、ゲーム会社にて企画営業として勤務。 プロダクトや仕組みの「なぜこうなっているのか」を考えるのが癖で、 道具・玩具・雑学など、日常に紛れた違和感を拾い集めている。 好きなヤードムのフレーバーはメンソール。 効率よりも、触ったときの感覚や余白を大事にするタイプ。
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【有名人愛用!】ヤードムは眠気覚ましや気分転換したい方にぴったり!
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