執筆: Jin Fujisaki / 公開: 2026-02-23
「どこまで読んだか分からなくなる」という全読書家の悩みを、宇宙人による誘拐というB級SF映画のようなアプローチで解決した、便利さと面白さのハイブリッド。 ただふざけているだけではない、その計算し尽くされた実用性を紐解いていきましょう。
| 本を閉じれば「浮遊」、開けば「連れ去り」

image 楽天市場
使い方は至ってシンプルですが、視覚的なギミックが秀逸です。 ページの上部に挟み込んで本を閉じると、本の上にUFO(未確認飛行物体)だけがちょこんと飛び出し、まるで表紙の上空をホバリングしているように見えます。
そして本を開くと、UFOから真下に向かって細長いクリア素材の「トラクタービーム(光線)」が伸びており、その中では小さな牛が「HELP」と叫びながら吸い上げられています。 シリアスな純文学を読んでいようが、難解な参考書を開いていようが、この栞を挟んだ瞬間にそのページは「宇宙人に襲撃されている現場」へと強制的に書き換えられてしまうのです。
| 「ページ」ではなく「行」を記憶する完璧な機能性

image Impress Watch
この栞がバズった最大の理由は、出落ちの面白さだけではありません。 透明なビーム部分が、機能的な「ハイライト」としての役割を完璧に果たしている点にあります。
通常のしおりは「どのページまで読んだか」しか記録できませんが、この未確認飛行栞はビームの先端を読みかけの文章に重ねておくことで、「どの行の、どの文字まで読んだか」をピンポイントで照らし出してくれます。 本を開いて1秒で、迷うことなく続きの文章(アブダクションされかけている文章)から読書を再開できる。 この「手間の削減」こそが、読書体験を劇的に快適にする本質的な機能なのです。
| PP素材のタフさと、絶妙なカラーリング
image 本と文具とスグレモノ
素材には、しなやかで耐久性のあるPP(ポリプロピレン)が採用されています。 紙のしおりのように、カバンの中で折れ曲がったり、擦り切れたりする心配がなく、通勤や通学のタフな環境でも安心して持ち歩けます。
カラーバリエーションは、王道の「イエロー」、ミステリアスな「パープル」、そしてポップな「ミント」の3色展開。 2026年には有隣堂のキャラクター「R.B.ブッコロー」が連れ去られるコラボモデルまで登場し、その熱狂とコレクション性はさらに高まっています。
| まとめ:440円で買える、読書へのモチベーション

image PR TIMES
価格は税込440円。 文庫本を一冊買うのと同じくらいの値段で、日々の読書タイムに思わずクスッと笑えるエンターテインメント性をプラスできます。
「最近、活字を読むのが億劫になってきた」「積読(つんどく)が増えている」。 そんな方は、この未確認飛行栞を本に挟んでみてください。 「早くあの牛を助け(続きを読ま)なければ」という謎の使命感が湧き上がり、読書へのモチベーションが不思議と回復してくるはずです。



